【ニュース】ディスプレイ&ビデオ360にコネクテッドTV向けのツールを追加

ディスプレイ&ビデオ360

2020年6月、Googleはコロナ禍の影響で利用が増加しているコネクテッドTV(Netflix、Huluなどの動画を見ることができるテレビ)に関するディスプレイ&ビデオ360のツールを公開しました。

Display & Video 360 tools to navigate the TV streaming boom
Over the past few months, people have spent a remarkable amount of time watching connected TV at home. As a result, Display & Video 360's connected ...

この機能に関しては、主に北米向けのもので、メディア環境が大きく異なる日本で同様のことができるようになるまではまだ時間がかかりそうですが、こうした方向性もある、というこで参考として読んでいただければと思います。

Googleの ディスプレイ&ビデオ 360のシニアプロダクトマネージャーのGren Thrope氏によれば、ここ数ヶ月間、人々は自宅でコネクテッドTVを見る時間が驚くほど長くなっていると言います。

その結果、ディスプレイ&ビデオ 360のコネクテッドTV利用可能在庫は、2020年4月に前年比75%急増しました。これには、米国で毎月1億人以上がテレビ画面で視聴しているYouTubeやYouTube TVは含まれていません。 自宅待機の規制が解除されつつある現在でも、コネクテッドTVの利用はCOVID-19以前のレベルをはるかに上回っています。

また、テレビのアップフロントの混乱やスポーツ中継の中止は、コネクテッドTVが提供するより柔軟でオンデマンドな広告戦略へのシフトを広告主に促しています。その結果、多くの広告主から、動画ストリーミング広告への予算の移行を加速させているという声を聞いています。このプロセスをサポートするために、広告主が高品質のストリーミング コンテンツ上の広告在庫を簡単に発見し、確保できるようにする一連のツールを ディスプレイ&ビデオ 360 に導入ました。

マーケットプレイスで簡単にコネクテッドTVの在庫を検索

プレミアムストリーミングコンテンツにおける買付可能な広告枠の種類が増えてきている影響で、広告枠の買付をそれぞれの広告媒体担当者に個別にメール等で発注することは困難になってきています。

マーケティング担当者がキャンペーンの目的に最適な案件を簡単に見つけられるようにするために、「マーケットプレイス」では、TVセクションを設け、デバイスを問わずTV視聴者にリーチできるようにしました。例えば、ここではディズニー・メディア・ネットワークの案件を見つけることができます。(例:ABC、ESPN、Freeform、FX、Hulu、ナショナルジオグラフィック)

ディスプレイ&ビデオ360マーケットプレイスのTVセクション
ソース:Display & Video 360 tools to navigate the TV streaming boom

マーケットプレイスのTVセクションでは、プレミアムストリーミングの在庫を見つけて確保するプロセスを簡素化します。利用可能なパブリッシャーの在庫がグラフィカルに表示されるので、広告枠の発注および交渉が簡単に行えます。

追加のフィルターオプションでは、地域やストリーミングデバイスの種類で検索して、キャンペーンに適したパートナーを素早く見つけることができます。また、特定のパブリッシャーのプロフィールを深く掘り下げて、パフォーマンス、視聴者数、インベントリ量などのデータを調べることもできます。最後に、この専用スペースからパブリッシャーに直接提案依頼(RFP)を送信することができます。

この新しいインターフェイスは、今後数週間の間に展開していく予定で、将来的には、全国(北米)のリニアTV放送局やケーブルネットワーク、ローカルTV局もマーケットプレイスのこのセクションに追加していく予定とのことです。

高品質な広告枠パッケージの提供

キャンペーンに適した広告在庫を見つけるプロセスをさらに加速させる2つの新しい「すぐに購入できる」広告在庫の選択肢を用意しました。

まず、交渉プロセスをスキップしたいマーケターのために、Google Ad Manager、FreeWheel、SpotXなどのエクスチェンジパートナーと緊密に協力して、トップパブリッシャーや放送局、ケーブルネットワークなどの広告在庫をパッケージ化しました。

オークション パッケージとして知られるこれらの取引は、「マーケットプレイス」 からすべての ディスプレイ&ビデオ 360 ユーザーが利用できます。オークション パッケージでは、ジャンル、人気、季節性、フォーマット、または視聴者に基づいて、パブリッシャーがすでに集めた広告在庫を簡単に選択できます。例えば、「Hulu – Parents」のようなパブリッシャーから、またはTelariaの「Cord Cutters」バンドルのようなエクスチェンジから、利用可能なテーマパッケージを簡単に追加することができます。

事前にパッケージ化された広告在庫にアクセスする便利で迅速な方法であることに加えて、オークションパッケージは、パブリッシャーのデータを活用して、適切な文脈で適切な人々にリーチするための素晴らしい方法でもあります。

第二に、YouTube Selectの専用ストリーミングTVラインナップを米国のディスプレイ&ビデオ 360バイヤーに提供しています。テレビ画面でのYouTube視聴時間は2020年3月に前年比80%急増しており、この新しいストリーミングTVラインナップは、家庭内の最大スクリーンでYouTubeを視聴する人にリーチするのに役立ちます。

効率化された購買体験

取引が成立したら、テレビ広告キャンペーンを設定して最適化を行う必要があります。そこで、テレビ広告を購入するために調整されたディスプレイ&ビデオ 360の新しいワークフローである「OTTラインアイテム」を追加しました。設定ミスを避けるために、この合理化された購入体験では、コネクテッドTV広告に関連する選択肢のみが表示され、デフォルトで適切な設定が選択されています。

このラインアイテムでは、接続されているテレビアプリのインベントリも自動的に選択します。これらのアプリのコンテンツが他のデバイスでも視聴できる場合、新しいラインアイテムにはこれらの環境がシームレスに含まれます。例えば、接続されたテレビ、ラップトップ、スマートフォン、タブレット全体でディズニー・メディア・ネットワークスのビデオ広告を簡単に購入できるようになります。

感想:Shakky’s Notes

2018年にGoogleとDisneyが提携したことを発表してからテレビを巡る広告枠の買付に関する進化が急速に進んできているように感じます。日本で言うと、TVerやAbemaTVなどの広告枠の買付を直接ディスプレイ&ビデオ 360から行えるようになる、といった感じでしょうか。

日本ではまた事情が違うので、北米での事例がそのまま日本に来るか現時点では未知数ですが、電通傘下のCARTA HOLDINGSがTVCMを簡単にネットで発注・制作・効果検証できる「PORTO tv」を発表しているように、Google以外のプレーヤーから同様のことができるプラットフォームが出てくる、という流れになるかもしれません。オフラインの広告がどんどん運用型に近づいていくことに今後なっていきそうですね。

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この記事を書いた人
杓谷 匠

1984年生まれ。2008年に新卒でGoogleに入社して以来、一貫して運用型広告の世界に従事。2010年にスタートアップに参画するも、川原で膝を抱える日々を経験。その後、Tripadvisor、Google、ATARAを経て、2019年に英国に籍を置く世界最大級のGMPパートナーJellyfishの日本法人の立ち上げに参画。

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