「サードパーティによる自動検証」と「ブランド保護ターゲティング」機能の追加

キャンペーンマネージャー

2020年10月、Googleはこのような広告主のニーズに応えるために、キャンペーンマネージャーに「サードパーティによる自動検証」機能、ディスプレイ&ビデオ360に「ブランド保護ターゲティング」機能を導入したことを発表しました。

コロナ禍の影響で人々の生活環境が急速に変化する中、広告主は、様々なキャンペーンの広告クリエイティブのトーン、コピー、ビジュアル、配置などの要素が適切であるかどうかを常にチェックしています。また、広告が実際にユーザーの目に入る形で表示されているかどうかや、ブランドに適した環境で運用されているかどうかも知りたいと考えています。今回の機能追加はそのような広告主のニーズに対応するためのものです。

サードパーティーによる広告効果検証ツールの設定を自動化

キャンペーンマネージャーで、Integral Ad Science(以下IAS)などをはじめとする第三者による広告効果検証ツールをシームレスに利用することができる「サードパーティによる自動検証」機能を追加しました。これにより、これまでよりも迅速に第三者広告検証ツールをキャンペーンで利用することが可能になりました。

以前のプロセスでは、メディアプランの各プレースメントにIASなどの第三者広告効果検証ツールが発行するタグやピクセルなどを追加するために、複数のチームがスプレッドシートを使って入稿作業などを行っていました。この作業は工数がかかるだけでなく、しばしば人為的なミスが発生する温床となっていました。自動化された第三者広告効果検証システムでは、キャンペーンマネージャーとサードパーティの広告効果検証ツールのシステム間でAPIを使用してタグやピクセルが実装されるため、より高速でエラーが発生しにくくなっています。

また、この「サードパーティによる自動検証」機能では、キャンペーンマネージャー内のタグ管理を一元化し、すべてのデジタルキャンペーンのワークフローを合理化します。例えば、「サードパーティによる自動検証」によってラッピングされたプレースメントは、ラッピングされた状態のままディスプレイ&ビデオ360に自動的に同期され、キャンペーンの本番までの設定作業に費やす時間を短縮することができます。第三者広告効果検証機能を有効にしたり、パートナーの設定を調整したりするなどの、タグの再発行・再配信などを行う必要はありません。

この新機能では、「ベンダーがブロックしている広告」と呼ばれる新しいメトリックをレポートで確認することもできます。これによって、どの広告がブロックされたかをキャンペーンマネージャー上で確認することができるため、別のシステムにログインする必要がなくなりました。その結果、すべてのメディアとクリエイティブのパフォーマンスを一元的に見ることができます。

Googleは、この新しい機能の最初のパートナーとしてIntegral Ad Science (IAS)を選定し、他のパートナーの参加も積極的に促しています。

“Googleとの提携に興奮しています。マーケティング担当者は、キャンペーンマネージャーで「サードパーティによる自動検証」を使用することで、わずか数秒でキャンペーンの検証機能を有効化できるようになりました。これにより、マーケティング担当者はキャンペーンのパフォーマンス向上に集中できるようになりました。

Lisa Utzschneider(リサ・ウッツシュナイダー)
最高経営責任者、IAS

キャンペーンマネージャーを利用しているお客様は、自動タグを使用してIASと直接統合し、すべてのクリエイティブにIASのブランド検証測定を追加することができるようになりました。ベータテストに参加しているヒューレット・パッカード社はすでにメリットを実感し、下記のように述べています。

ヒューレット・パッカード社 は Google との IAS Automated Tag ベータ版に積極的に参加しており、広告運用チームの時間短縮に大きな影響を与えました。これにより、ブランドは必要なサードパーティの保護を受けながら、キャンペーンをより早く立ち上げることができるようになりました。

Chris Liberti(クリス・リベルティ)
ヒューレット・パッカード グローバルアドオペレーション

「ブランド保護ターゲティング」機能の導入

ディスプレイ&ビデオ360を使用するマーケターの多くは、広告代理店や第三者広告効果検証ツールベンダーなどと協力し、配信先の品質を担保する取り組みをしています。新しくディスプレイ&ビデオ360に導入された「ブランド保護ターゲティング」機能によって、ブランドの安全性と適合性の要件を満たす在庫のみを購入することができます。

これまで、第三者広告効果検証ツールベンダーとの連携によって、アルコール、暴力、その他の広範なリスクを伴うコンテンツなどの標準的なカテゴリをサポートし、広告の配信先から除外するなどのフィルタリングを行ってきました。しかしながら、今日の環境では、広告主が必要としているのは標準的なカテゴリだけではありません。そのため、ディスプレイ&ビデオ360 の「ブランド保護ターゲティング」機能を導入しました。

この「ブランド保護ターゲティング」の導入によって、広告主は、広告が掲載されるウェブサイトのコンテンツの文脈に沿った形でリーチを最大化し、コンテンツの内容、言語、感情などに基づいて自社ブランドに不適切と判断されるコンテンツを回避することができます。

例えば、チョコレートチップクッキーとプロテインバーを販売する広告主の場合、健康的な料理を紹介するウェブサイトにはチョコレートチップクッキーではなくプロテインバーの広告を掲載したいと考えているかもしれません。「ブランド保護ターゲティング」を活用すると、それぞれの商品の文脈に合わないウェブサイトへの配信を回避することができます。

ケプラーグループのような広告代理店では、この「ブランド保護ターゲティング」機能を活用してキャンペーンを成功に導いています。

ディスプレイ&ビデオ360 の現在のアカウント設定の中で、このシームレスな統合を実現できたことを本当に嬉しく思っています。私たちのチームとクライアントは、この革新的なソリューションに非常に感銘を受けています。

Matthew Cullen(リサ・ウッツシュナイダー)
クライアントソリューション シニアアナリスト、ケプラーグループ

 IASは、この機能の最初のパートナーであり、他のパートナーも追随しています。
「サードパーティによる自動検証」「ブランド保護ターゲティング」の詳細については、ヘルプセンターをご覧ください。

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この記事を書いた人
杓谷 匠

1984年生まれ。2008年に新卒でGoogleに入社して以来、一貫して運用型広告の世界に従事。2010年にスタートアップに参画するも、川原で膝を抱える日々を経験。その後、Tripadvisor、Google、ATARAを経て、2019年に英国に籍を置く世界最大級のGMPパートナーJellyfishの日本法人の立ち上げに参画。

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