個人データ保護法によるCookie規制
2018年5月25日施行された、EUが定める個人情報保護に関する規則「GDPR(General Data Protection Regulation)」を皮切りに、世界各国で個人情報の主体的な権利を強化する法律が施行されています。その影響で、Google Chrome、Apple Safariをはじめとする主要ブラウザで、Cookieの利用を制限する動きが加速し、一部の広告の配信や、コンバージョンの計測が困難になるなど、企業のマーケティング活動に大きな影響を与えています。
コンバージョンの欠損を補うソリューションとして、ハッシュ化したEメールアドレスや電話番号を広告プラットフォームにアップロードし、コンバージョンの欠損を補う仕組みが提供されていますが、こうした個人情報の利用にはプライバシーポリシーを改訂してユーザーからの同意を取得する必要があったり、情報漏洩のリスクマネジメントを徹底する必要があるなど、企業にとって大きな負担があるのが現状です。
コンバージョンの欠損を補うソリューションとして、ハッシュ化したEメールアドレスや電話番号を広告プラットフォームにアップロードし、コンバージョンの欠損を補う仕組みが提供されていますが、こうした個人情報の利用にはプライバシーポリシーを改訂してユーザーからの同意を取得する必要があったり、情報漏洩のリスクマネジメントを徹底する必要があるなど、企業にとって大きな負担があるのが現状です。
Kuri Suite – 安全で正しい計測をファーストパーティー環境で
こうした現状を踏まえて、杓谷技研では個人データに依存せずに正しい計測を可能にする方法を確立することが急務であると考え、「安全で正しい計測をファーストパーティー環境で」をコンセプトに「Kuri Suite」という製品群を開発して参ります。
主要ブラウザでのCookieの規制が強化されるなかで、GoogleやMetaなどの広告プラットフォームが主体となった正確な計測は今後困難になっていくことが予想されます。これからの計測の主体は広告主自身、つまりファーストパーティー環境に移っていくことが考えられます。しかしながら、必ずしもすべての企業がファーストパーティー環境で計測環境を整えられるわけではありません。杓谷技研では、「Kuri Suite」を通じて、企業がファーストパーティーで正しくマーケティングの成果を計測できる環境を実現していきたいと考えています。
「Kuri Suite」の第一弾として、コンバージョンの欠損を補うためのツール「Kuri コンバージョントラッカー」の開発を進めています。
名前の由来は「Urchin」に敬意を表して
アクセス解析ソフトとして広く利用されているGoogle アナリティクスは、元々Googleが開発したツールではなく、2004年に「Urchin」(日本語で「ウニ」)という有料ツールを買収してGoogleのインフラに移し替えたものでした。
「Urchin」の名前の由来は、おそらくウェブサイトのページビューのグラフがウニのトゲのように見えたからではないかと推測しています。計測ツールとして偉大な足跡を残した「Urchin」に敬意を表して、なにかトゲトゲしたものをツール名、ロゴにしたいと考え、「Kuri Suite」という名前にすることに決めました。正しい読み方は「クリスイート」ですが、なんか美味しそうなので「栗スイーツ」と覚えていただければ幸いです。
「Urchin」の名前の由来は、おそらくウェブサイトのページビューのグラフがウニのトゲのように見えたからではないかと推測しています。計測ツールとして偉大な足跡を残した「Urchin」に敬意を表して、なにかトゲトゲしたものをツール名、ロゴにしたいと考え、「Kuri Suite」という名前にすることに決めました。正しい読み方は「クリスイート」ですが、なんか美味しそうなので「栗スイーツ」と覚えていただければ幸いです。