【ニュース】Googleがディスプレイ&ビデオ360のAPIを刷新し、キャンペーン管理を自動化する3つの事例を紹介

ディスプレイ&ビデオ360

2020年6月、Googleはディスプレイ&ビデオ 360のAPIでキャンペーン管理を自動化する3つの事例を公開しました。

Googleのディスプレイ&ビデオのプロダクトマネージャーであるセルゲイ氏によれば、マーケティングの担当者は、顧客が求めているものを把握し、それにマッチした体験を提供するなど、より戦略的な業務を行えるように、チームが手作業で反復的な作業に費やす時間を減らす方法を常に模索していると言います。

これは、消費者行動が急速に変化している時代には特に当てはまります。チームの効率化と実行スピードの向上を支援するために、Googleは新しい読み取り・書き込みAPIを導入しました。これにより、お使いのツールをディスプレイ&ビデオ 360と連携することが可能になり、また、キャンペーンの作成プロセスなどを自動化することができるようになります。

このAPIにより、キャンペーンの作成、調整、最適化をより効率的に行うための幅広い機会が可能になります。ここでは、APIがどのように役立つかを示す3つの例をご紹介します

1. 効率的なキャンペーンの作成

Philips Benelux社では、広告運用チームが実験に費やす時間を増やし、ミスが発生しやすく、ローンチの遅れや予算の浪費につながる手作業を減らすことを望んでいました。そこで、テクノロジーパートナーであるCapeにキャンペーンプロセスの自動化を依頼しました。Philips Benelux社とケープは、オンライン購入や新製品発売時の認知度向上など、目的ごとにキャンペーン設定のワークフロー全体をマッピングし、自動化できる反復的な作業を見つけることから始めました。この監査に基づいて、ケープは各目的ごとのキャンペーン作成作業をテンプレート化しました。

Philips Benelux社のチームがこの新しいアプローチを使い始めると、キャンペーンやクリエイティブの名称、入札戦略、環境、オーディエンスなどの情報が自動的に含まれたテンプレートを選択するだけでよいようになりました。これらのテンプレートを新しい API を介して ディスプレイ&ビデオ 360 に接続することで、Philips Benelux 社は、手作業では数時間かかっていた作業を数分で配信することができるようになりました。

“Capeは、ディスプレイ&ビデオ 360のAPIを使用してキャンペーンのセットアップを10倍速にしてくれました。今では浮いた広告運用自体のリソースを、実験やイノベーションなどの価値の高い活動に時間を割くことができるようになりました。”

Laurens Gunneweg(ローレンス・グニューグ)
フィリップス・ベネルクス デジタルマネージャー

2. 状況の変化に応じてキャンペーンをカスタマイズ

多くのビジネスは、天候などの外部条件や環境条件の影響を受けていますが、これらの変化する条件を反映させるためにキャンペーンを手作業で編集するのは時間がかかる場合があります。これは、Google Marketing Platformの認定販売パートナーであるKepler Groupが保険会社のクライアントと仕事をしていたときに直面した課題でした。

彼らは、消費者が嵐の後の数日間に住宅保険を購入する可能性が高いことに気づきました。ディスプレイ&ビデオ 360のAPIを使用することで、地元の気象データを利用したキャンペーンを自動的に有効化し、専用のクリエイティブを使用して、消費者に補償内容を確認するように促すことができました。

“当社独自のツールであるKepler Intelligence Platformを介してディスプレイ&ビデオ 360のAPIとキャンペーントリガーを使用することで、当社のチームは、天候やその他のシグナルに基づいてキャンペーンを立ち上げたりカスタマイズしたりする作業に、毎週最大12時間の時間を節約しています。”

Justin Sous(ジャスティン・スー)
Kepler 、最適化・イノベーション担当副社長

3. キャンペーンの自動モニタリング

キャンペーンの設定や編集に加えて、ディスプレイ&ビデオ 360 の API は、マーケティング担当者がキャンペーンを監視し、パフォーマンスに影響を与える問題を迅速に特定して修正するのに役立ちます。

Pixel、YouTube TV、Nest などの製品のすべての広告キャンペーンを管理している Google Media Lab は、ディスプレイ&ビデオ 360 の API を使用して、予算が計画通りに使われていないキャンペーンをリアルタイムで自動的に表示するダッシュボードを作成しました。これにより、チームはパフォーマンスの低いキャンペーンからパフォーマンスの高いキャンペーンに予算を迅速に移動させることができます。

チームはまた、予算の調整だけでなく、キャンペーンの最適化をさらに自動化することも視野に入れています。次に、ディスプレイ&ビデオ 360 の API を使用して URL 別のパフォーマンスを分析し、パフォーマンスの低いサイトをキャンペーン設定から自動的に除外することを計画しています。

ディスプレイ&ビデオ 360のAPIは、広告主、キャンペーン、広告掲載オーダー(インサーションオーダー)、広告申込情報(ラインアイテム)、クリエイティブの管理をサポートし、世界中のすべてのアカウントで利用できるようになりました。今後数ヶ月のうちに、ブランドコントロール、オーディエンス、ユーザー管理のサポートを拡大していく予定です。開始したい場合は、開発者のドキュメントをチームで共有し、ニーズに合うユースケースを特定してください。

感想:Shakky’s Notes

そもそもディスプレイ&ビデオ 360が一般的に普及していない日本において、そのAPIの刷新に関するニュースはインパクトの薄いものとして聞こえてしまうかもしれません。しかしながら、欧米と日本の広告主の大きな違いのひとつに、広告主がAPIを積極的に活用しようとする姿勢の違いがあります。Google広告、Facebook広告、Twitter広告などそれぞれのプラットフォームがAPIを公開していますので、どんなことが出来るのか一度確認してみることをおすすめします。

ちなみに私は過去にAPIでキャンペーンの作成から入札まで全自動する会社でSEMを運用していましたので、今さら1からキーワード作ったりグルーピングしたり広告文を作成するのは面倒くさいなぁという怠惰な体質になってしまいました。副作用に要注意です。(ただ、キーワードをもくもくとグルーピングするのは結構好きです。)

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この記事を書いた人
杓谷 匠

1984年生まれ。2008年に新卒でGoogleに入社して以来、一貫して運用型広告の世界に従事。2010年にスタートアップに参画するも、川原で膝を抱える日々を経験。その後、Tripadvisor、Google、ATARAを経て、2019年に英国に籍を置く世界最大級のGMPパートナーJellyfishの日本法人の立ち上げに参画。

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