YouTubeにおけるプライバシーを尊重した計測方法の発表

2021年1月、GoogleはYouTubeにおけるプライバシーを配慮した計測の仕組みについて発表しました。

Googleは、2019年10月にYouTubeで許可するピクセルを制限する措置を継続すると同時に、Ads Data Hubというクラウド型のプライバシー重視の測定・分析ソリューションに投資することを発表しました。このソリューションは、マーケターに3つのメリットをもたらします。

まず第一に、Ads Data Hubは、プライバシーチェックを実施し、Googleがホストするサービスを離れる前にデータを集約することで、エンドユーザーのプライバシーを確保します。

第二に、Ads Data Hubはピクセルに依存しないため、広告主は、YouTubeやGoogle広告、ディスプレイ&ビデオ360などのGoogleの広告関連プラットフォームで購入したYouTubeの広告枠について、モバイルアプリを含む全体のパフォーマンスを包括的に測定し、分析することができるようになります。

最後に、Ads Data Hubは、YouTubeにおける測定に関して確固たる未来への道を開き、プライバシー中心の世界に適合したサードパーティによるパブリッシャー間のレポーティングを可能にします。

メディア・レーティング・カウンシルがAds Data Hubを認定

本日、Ads Data HubがMedia Rating Council(以下MRC)の認定を受けたことを発表しました。

これは、クリーンルームベースの測定製品としては業界初のことです。Ads Data Hubは、Ads Data HubのユーザインタフェースおよびAPIを通じて生成されたSIVT(Sophisticated Invalid Traffic)-フィルタリングされ、レンダリングされ、ビューアブルな動画広告インプレッションおよびTrueViewについて、MRCの認定を受けました。認定は、Google広告、ディスプレイ&ビデオ360、YouTube 予約型広告に掲載されたYouTubeおよびGoogle Video Partnersの動画広告のデスクトップ、モバイルウェブ、モバイルのアプリ内を対象としており、固有の視聴者識別子の照合に使用されるプロセスも含まれています。

新しい測定パートナーがAds Data Hubの移行を完了

2020年から、いくつかの計測パートナーと協力して、ベンダーサービスのAds Data Hubへの移行を進めてきました。本日現在、Comscore社、DoubleVerify社、Dynata社、Kantar社、Integral Ad Science社、Nielsen社、Moat by Oracle社が移行を完了し、Ads Data Hubベースのレポートに完全に切り替わりました。これらの測定パートナーは、すでにYouTubeでレポートを作成している既存のパートナーに加えています。また、これらのパートナーの多くは、Ads Data Hubベースのレポーティングについて、独自にMRCの認定を受けることを期待しています。

Googleは、プライバシーを中心とした健全な測定パートナーのエコシステムの育成に取り組んでいます。Ads Data HubがMRCに認定され、グローバルなサードパーティブランド測定パートナーが全面的に移行することで、広告主は、ユーザーのプライバシーを強化するために構築されたテクノロジーを使用した、より包括的なレポートと測定を行うことができるようになります。

Googleは、プライバシーを重視した信頼性の高い永続的な測定方法の確率に向けた大きな一歩を踏み出せたことを嬉しく思い、今後もより多くの機能を提供するためにイノベーションに取り組んでいきます」と述べています。

杓谷 匠杓谷 匠

1984年生まれ。2008年に新卒でGoogleに入社して以来、一貫して運用型広告の世界に従事。2010年にスタートアップに参画するも、川原で膝を抱える日々を経験。その後、Tripadvisor、Google、ATARAを経て、2019年に英国に籍を置く世界最大級のGMPパートナーJellyfishの日本法人の立ち上げに参画。